FC2ブログ
FC2プロフ
ブクログ
読んだら。。なるべく感想を書くよう努力しています!
ミニ本棚を飾ってみたので、
本をクリックしたら見ることができますよ(〃ノωノ)↓↓
アクセスカウンター
いらっしゃいませ♪
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
プロフィール

なめこ

Author:なめこ
趣味で。。時間があるときに
編み物を編んでいます。

ときどき作ったものを
投稿しています!!


他にも、本を読んだり
韓国ドラマも好きで。。

何といっても!
コブクロさんが大好きなので(//▽//)

…好きなことに関しては、
熱く語ってしまいますww


コメントがあると…
尻尾がちぎれるくらい(笑)
嬉しくなります壁|▽//)ゝテレテレ


こんな私ですが。。
皆さま宜しくお願いいたします(*・ω・)*_ _)ペコリ

最新コメント
最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
ブログのお友達♡
お気に入りサイトも。。♪
✳バナー✳
Twitter
打ち上げ花火をあげられる四季の風景時計
ブログランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
趣味・実用
29653位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
手芸・ハンドクラフト
7484位
アクセスランキングを見る>>
ブログパーツ
毎日の花の色と四季で風景が変わるブログパーツ
てんとう虫がうろちょろするブログパーツ(Twitter連携可)
Flash Bell Lyre
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

物語【平和 ~優しい奇跡~】(11)

♦♥♦○o+希望+o○♦♥♦




朝、目覚めたら隣に敏海がいた。。


昨日は1日で色んなことが起こり過ぎて、
頭がついていけてない………まだ。。ぼんやりする…




(これは…ひょっとして夢?
きっと夢を見ているんだわ……早く目をつぶらないと。。。)















目を閉じようとした瞬間に突然。。
「……………目。。閉じないでよ?」と声がする方向を振り向いたとたん


お互い目が合った。。。









「//////////!」
カーっと火照るのを身体中から感じた夏美は、恥ずかしさを超えて布団で顔を隠す















やがてむくっと起き上がり、「おはよう!」と敏海は言う




「…おっ。。おはようございます……」布団から顔を少し出して返事を返した。。









「。。僕は先に着替えるから……夏美ちゃんは風邪ひくから布団に潜ってて?」




「うっ…うん!」

この部屋は、色んな物が整理整頓してあってスッキリしている。。
机の上にはありとあらゆる資料や本が山積みにされている………散らばっているのも何枚か


(そういえば。。ここは敏海くんの家なんだなぁ…いつの間に来たんだろう?
覚えてない………うぅ…何だか頭がズキズキする。。。)



テーブルの上に置いてあったある物を見て、一つの疑問が沸いてきた









「あっ。。あの…敏海くん?私………お酒って」




「飲んでたよ?一緒に飲んだこと、覚えてない??
あまりにもガバガバ飲んでて…それで酔いつぶれて、

ベッドまで一人で運ぶの大変だったんだぞ?おかげで腕が痛かった………その先はね?」





「わあーーーーーそれ以上のことは言わないで!!恥ずかしいから/////!」
布団からがばっと起き、慌てふためきながら言った。


「////!」
上半身起き上がったその勢いで自分の姿に驚き…
夏美に向かって服が投げられた













「僕が着替えている間に、これでも隠しとけ!………目のやり場に困るから/////」
最後の言葉は消え入るような声で言った。。














(。。今、目のやり場に困ると言った………?

もっ。。もしかして見られてた??どうしよう////恥ずかしい。。。)



「あっ…ありがとう。。。それから、腕の事…ごめんなさい!」

服を持つ手が震える夏美を察して…着替えた直後に傍に来た。。













「一緒に飲んだ事は本当だけど、腕が痛かったのは冗談だ!


ほんとのこと言うと。。
夏美ちゃんを持ち運ぶのは、意外と結構軽かったんだ。だから大丈夫!!

からかってすまなかった、ごめんな?」






「もうー!心配して損した////からかいにも限度があるよ!?」
片手で服を隠しながら、もう片方の手でネクタイをぎゅっと掴んで引き寄せた


息が止まりそうなくらい、長めのキスをした。。









しばらくすると離れ
「……こう見えても私っ!結構根に持つタイプなんだから!!!




着替えにいくから見ないでね!!!!!」と捨て台詞を残して消えていった…






部屋から出て行く夏美の姿を見送り
ドアが閉まると同時にそのまま座り込み、口を押さえた………

(なっ。。なんだったんだ……今の///////!根に持つタイプって何なんだよ!!



危うく理性を失うところだった。。。やばいよ、あれは/////
まだドキドキ言ってる。。。落ち着け、自分……)









「………ハア…ハア……
これじゃあ…心臓がいくつあってももたないよ。。


『見ないで!』って言われると、普通男なら見たくなっちゃうだろう!?」
と一人ごちて頭を抱える


しかもここ敏海の家は静かだから余計に頭を抱える羽目になった。。

ドアの向こうから微かに、かさかさと着替えている音が聞こえてくる……………





















数時間が経ったころ。。
夏美が部屋に戻ってきた


「頭抱えてどうかした?大丈夫??」


「うん。。大丈夫だよ!平気、平気!!」平静をようやく取り戻して敏海がいった





「………あっ。。冷蔵庫勝手に開けてごめんね?

味は保障できないけど…
ある物で軽いものを作ってみたから、これから一緒に食べようよ!」



「ありがとう。。助かるよ!!」一緒に部屋を出ていく。。









テーブルの上に。。トーストとサラダと卵焼きが並んでいる
そしてお互い向き合うように椅子に座った…

今にも良い匂いが漂ってくる




「いただきます!」と敏海が言い、夏美は食べるのをじっと眺めている。。






「うん。おいしいよ!味付けがしてあって、とてもウマい。。。僕好みだ……




ずっと見ててどうかした?何かついてる??……………夏美ちゃん?」






「ううん。。何でもない…何でもないの。。。



それよりも、嬉しいの……こうして敏海くんと一緒に向かい合ってご飯を食べるということが




凄く。。嬉しい……………まるで夢を見てるみたい」







「何度もいうようだけど、これは夢じゃない!昨日のことも現実だ

現実なんだよ?夏美ちゃん。。」




「………。」






「サッ。。食べるんだ…せっかく作ってくれたのが冷めちゃうよ??……ねっ?」




「うっうん…」と食べ始めた



















お皿がだんだんなくなってくると、夏美がこう言った。。
「何だか。。こうして一緒に寝たり食べたりすると新婚さんみたいだね!笑」




「…ゴホッゴホ。。」と急にむせ始める



「急にな……何言い出すの!?夏美ちゃん//////
まだ食べてるんだから…そんなむせるような事………」








「だって事実でしょ?もうすぐ結婚して、一緒に暮らすんだし。。。 ねっ?








それとも。。違うの?私たち……そういう関係じゃないの??」







目に涙を滲ませて、困ったような顔をしている夏美に向かって
「ううん、違わない!違わないよ。。本当にそのとおりだ!



ごめん、夏美ちゃん。。
不安させるようなこと言って本当にごめんね!!許してくれ。。。











しかし………いつも思うけど、夏美ちゃんには敵わないな~」


突然、突拍子のないことを言ったり
たまにその行動が…人を驚かせるところが夏美にはある

本人はそれに気づいているのだろうか……








「えっ?敵わないって何のこと……?」




「ううん、こっちの話(笑)だから気にしないで!……ねっ?


























それで。。食べ終わったらこれからどうしようか?
折角だから、今日………【婚姻届】出しに行く?」




「えっ。。婚姻届………」




「もしかして忘れたの?昨日の夜、書いたんだよ??」
懐から紙を取り出そうとしたのを夏美は見て…










「嘘!お…覚えてない。。。どうしよう!!!!!

こんな大事なことなのに、書いた事すら忘れるなんて自分が信じられない!



どうしよう…書き直したい。。
書き直すには、役所にまた【婚姻届】貰いにいかないと駄目だよね。。







今すぐにでも行かなきゃ!?」と慌てて席を立つ



































「夏美ちゃん、落ち着いて……

(フフっと思わず吹き出して、内ポケットから取り出した。)




。。これ見てよ!この紙まだ何も記入してないんだよ??
それに何も書いてない状態だから、すぐにでも書けるよ……





だから取りに行かなくて大丈夫!!今度行くなら出す時だ」










「ひっひどい!!!!!わっ。。私を騙したのね!ほんとに心配したんだから………」










「フフッ。。悪かった、悪かった……ごめんな?笑ってすまない……………


夏美ちゃんをからかうと楽しくてさ!つい意地悪したくなるんだよ。。。






実は…僕も夏美ちゃんと同じ根に持つタイプでね(笑)









……さっき。。食べてる途中でむせるような事を言ったから、その仕返しだ!

















さっ!気を取り直して、まずは食器を片付けようか!!」










テーブルにある食器を一緒に片付け
さっきまでの剣幕は嘘のように、不思議といつもの空気に変わっていった。。


テーブルの上にあった【婚姻届】を中心に寄せて
二人は黙々と書き始めた…





「証人は誰にする?香織に書いて貰ったほうがいいよね?? あと一人は……」


「…香織なら大賛成だ!!会うきっかけにもなるしな!
夏美、あの日以来会ってないだろう?積もる話もあるだろうし、丁度いい機会だ。。。


あと一人は僕の父さんに書いて貰おう!きっと書いてくれるはずだ……」

























敏海の言ったとおり、父親に書いてもらうことが出来た

両家との挨拶も無事に終わり…これから香織の家へ行くところだ。。



昔からのお付き合いで
夏美の家族も敏海の家族も皆んな、結婚には大賛成してくれた

『ほんとに。。良かった…』
『…これはもう運命だね。。良かったね!』と色々と言われたっけ?









気づけばもう夕方になっていた
香織の家に向かったら、玄関に香織がいた

「あっ。。夏美と敏海じゃない!せっかくなんだから、家で一緒に夕ご飯食べてってよ?
お母さんの作る料理は凄く美味しいんだから!!ねっ??」



「それじゃあ。。お言葉に甘えて」と中に入る

















「うわーおいしい。。うまいです!……お袋の味って感じがする。。。
香織さんのお母さんが作る料理、凄くおいしいです!」


「おいしい!香織のお母さん!凄くおいしいよ!!もぉ~最高♡」




「まあまあ。。嬉しい事を言ってくれるじゃない////お二人さん、ゆっくり食べてね♪」


「はーーーい!」と声が揃う。。




















料理があらかたなくなった頃…香織は言った
「急に私の家に来てどうしたの?………さては何かあったんでしょ!?」


香織は察しがいい。。もう全てを見抜かれてるようだ…
昔からそうだった、すぐ頭が切れるということを



















「わぁ~ついについに結婚するんだね!!


おめでとうーーーーーーーーーー!」





「香織さんに証人になってもらいたくて、僕達お伺いしました。

突然押しかけてごめんな?」







「ううん、いいの!私。。嬉しいんだから……


やっとあんたたち二人が結ばれるなんて…凄く凄く嬉しいの。。。



これ以上ないくらいの幸せよ?」両手を広げて二人を思いっきり抱きしめた




「香織……………。」




















窓を見てみると、漆黒のベールに星がきらきらと輝いている。
まるで二人を祝福しているかのように…

「さっ。。今日はこのへんで上がろうか?」と玄関先に行く


「う…うん。。」
まだ話し足りなくて、名残惜しそうだ
















それを察した敏海は…
「僕は先に帰るから、夏美は今日香織の家へ泊まったら?
久しぶりに再会したんだ。。積もる話もあるだろう…なっ!夏美♪そうしてけよ」



「えっ。。いいの?」






香織の方を見て
「いいだろう?香織??」と問う




「ええ。。いいわよ!(敏海の耳元にきて)でもいいの?今夜は敏海、一人きりだよ?
寂しいでしょ?今が楽しいひと時なのに一緒に過ごさなくて本当にいいの??














……もうキスはした?」最後の一撃は冷やかし半分面白半分で言った




「//////!」口を押さえて顔が赤くなった敏海を夏美は見て…







「どっ。。どうしたの??顔が赤いよ!!大丈夫!?


…やっぱり私、家に帰った方がいい?」







「いっ。。いや…大丈夫だから!!!気にしないでくれ。。。


ここは寒い…風邪ひくぞ?部屋に戻るんだ………」

明らかに動揺しているが、夏美は気づいてないのが敏海にとって幸いだ
香織に言われたことは知る由もない。。







「うん。。」まだ心配そうなのを見て敏海は


「僕は大丈夫だ、心配しなくていい…。
明日の朝、迎えにいくからな……?そのとき【婚姻届】を出しに行こう!



(香織の家族の方を向いて)
それじゃあ。。夏美さんのことをよろしくお願いします…」とお辞儀をし、玄関の外へ出る






数歩歩いた所で、後ろを振り向き
「おやすみ!」と言った




「おっ。。おやすみ!………気をつけて!!」


こくんと頷き『また、明日。。』と夜の闇へと消えていく














その光景を見ていた香織が、一瞬…なぜか切なそうな顔をしていたが。。

すぐ気を取り直して玄関の扉を閉め、夏美の背中を押した


「……さっ!夜はこれからなんだから
お茶でも飲みながら、積もる話でもしましょうか?(笑)」





















朝になった。。

いっぱい喋り過ぎて
まだ寝たりない夏美は朝ごはんを食べ終わってからも、ずっと2階でウトウトしている


香織はもう出かけてしまっていた。。。














10時になる頃……突然チャイムが鳴り出した
「は~い!」と香織の母親が玄関の扉を開ける。。


「おはようございます!」



















「まぁ~おはよう♪寒い中ご苦労さまです!


(2階に向かって)
夏美ちゃん!! 旦那様がお迎えにあがりましたよーーーーー!」と叫んだ。。




あまりにも大きな声で言われたので、とたんに目が覚めてしまった
2階から下へ降りていくと玄関越しに敏海がいる

「あっ。。おはよう////」


「おはよう!よく眠れた?」


「昨日の夜は、ずっと話し込んじゃって楽しかった。。
さっきまで眠かったけど…おかげで目が覚めたよ(笑)



……ありがとう!香織のお母さん!!」




「いえいえ。。とんでもない!(笑)夕べは二人が来てくれて、とても嬉しかったわ。
香織も感謝してたわ。。。こちらこそありがとう!




また遊びに来てくださいね!!今度はゆっくりと…」





「はい!また来ます!!
昨日は夏美さんがお世話になりました。。ありがとうございました!」


「ありがとうございました!!!!!また来ます!…香織に『よろしく』と伝えてください」




笑顔で見送られながら、外へ出て行った















扉が閉まると同時に、息がぴったり合うかのように
共にその場に座り込んだ。。


「なんなんだよ/////全く……



香織って。。お母さん似なんだな……」





「敏海くんのこと、旦那様だって(笑)しかも大きな声で!

敏海くんの反応が面白かったよ。写真収めたかったなぁ、フフフッ♪」



「夏美の方こそ!凄い顔してたぞ?」

お互い顔を見合わせて笑いあった














「さっ。。そろそろ行こうか!」
敏海が先に立ち上がり、左手を差し出した。

その手を右手で受け取り
やがて夏美も立ち上がる…












すると突然抱きしめられた

『ずっと。。寂しかったんだよ?』とでも言うかのように、ぎゅっと。。
夏美も同じようにぎゅっと返した


















「……よし!チャージ成功!!」


「フフッ。。なにそれ(笑)」




また左手を差し出され
夏美は右手で受け取り、手と手を繋ぎ合わせ【婚姻届】を出しに役所へ向かった











































それから一週間後、夏美と敏海は結婚した。。
二人の両親や親戚の方々や友人を招いての、ささやかな結婚式を挙げる…




そこには香織もいた…
よく見ると左手の薬指には指輪がはめてある


あの日久しぶりに香織の家へ訪れたときは、無かったはずの指輪が
今、キラリと光り輝いている。。いつのまに…





夏美と敏海は、香織の結婚のことは知らされていなかった
ひっそりと挙げたという。。

今まで色んなことがあったから
お互い仕事も忙しいだろうし、その配慮だろう…












怒っているのか泣いているのか分からないながらも、夏美はこう言った

「おっ。。教えてくれても良かったのに!せめて…せめてお祝いしたかった!!
なんでこんな大事なこと教えてくれなかったの??」





「ごめんごめん!……今度、紹介するから。。許して…ねっ。。。?」






「必ずよ!約束よ………?」






「わかった……分かったから。。もう泣かないで…

メイクが崩れるわよ!?ほらっ。。鏡見て…



(時計の方を見て)
あと少しで時間よ?私が直してあげる!夏美。。こっち向いて!!急いで!!!!!」









数分も経たないうちに、それはそれは見事な神業で
さっきよりも美しく綺麗になっていた。。

鏡の向こうの自分の顔に見惚れていると
『急いで!!!!!』と声がかけられた








部屋を出ようとしたとき、後ろから
「いってらっしゃーーーーーい!  ……本当におめでとう。。良かったね♪」と香織


香織の方を向くと、目から涙がこぼれ落ちていくのをみた









そんな香織に笑顔を見せて
「いってきます!」と敬礼し、部屋を出て行った。。































『健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、
貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命あるかぎり愛することを誓いますか?』



「はい!誓います!!!!!」


『健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、
貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命あるかぎり愛することを誓いますか?』



「…はっ。。はい!ちっ誓います!!!!!!!」





神父様がにっこりと笑顔で。。
「それでは、指輪の交換をしてください」と言った


敏海が夏美の左手の薬指にはめようとしたとき…
(あっ。。あれ?? この指輪…)



夏美の考えていることが分かった敏海は
それを察して目で会話をした。




それが通じたのか気を取り直して、ぎゅっとはめられる






反対に夏美も敏海の薬指に指輪をはめた。。。
















そして…
ベールをあげ、おでこに誓いのキスをした






































披露宴も無事に終わり、時間があっという間に過ぎていく

会場の外へ出たら。。
夕焼けがとても綺麗で、目の前には車が待機していた


車の後ろには空き缶がついている



「テレビでしか見たことなかったけど…
本当に車の後ろに空き缶ってついているんだね。



まさか自分がこれからその車に乗ろうとしてるなんて、夢にも思わなかったなぁ・・・」





「僕もだよ。。さっ…」と車のドアを開けてくれて、私をエスコートしてくれた


夏美が先に乗り、敏海は後から乗る





皆に見送られながら、やがて車は走り出す・・・・・
カラコロと音を出しながら未来へ向かって




















車の窓からの景色の夕焼け空が、とても美しくて夏美が見惚れていた頃
信号の所で一度止まった。。

「あっという間だったな…」



「…うん、あっという間だった。。。


終わったとたん。。急に寂しくなるね・・・・・」





「……うん。。」

車がまた走り出した















夕焼け空から一変して、もう辺りは真っ暗に変わりつつある。。
突然…敏海がこう言った

「ちょっと、夏美ちゃん後ろ向いてて?」




「えっ。。後ろ??はっ………はい。。」
突然目の前が真っ暗になる




「僕がいいよって言うまで外さないでくれ」




「うっ。。うん……分かった」























しばらくしたら車が止まった
「ありがとうございました」と敏海の声がする

私も「ありがとうございました!!!」と運転手に挨拶をした





車が去った後、夏美の手をぎゅっとつかみ歩き出した
『転ばないで!』『ここ階段だよ』と歩きながら道順を教えてくれて、

敏海にエスコートされながらどんどん先に進んでいく














カチャリと音がした

数歩先に進んだ所で止まり、敏海が目隠しを外していく



まだぎゅっと目をつむったままの夏美に「いいよ、夏美ちゃん?」と声をかけられた

























目を開けるとテーブルの上には可愛い食器が並べられ
周りは宝石箱みたいにとても綺麗で色んな飾り付けがされていたのである




「こっ。。これって…」


「あの日、夏美が香織の家へ泊まったときから
この日の為に少しずつ準備してきたんだ。料理も僕が作ったんだぞ?楽しみだろう??」




「うん。。うん!楽しみ・・・・・ それにこの部屋、凄く素敵…いつの間に。。。」






「さっ!見惚れてないで、そろそろ食べようか?」と上着を脱いで、
ネクタイも一緒に椅子にかけた

冷蔵庫の中にある沢山の料理を次々とレンジで温めてから、
美味しそうな料理がテーブルの上に並べられていく


「うわぁ~いいにおい。。こんなにいっぱい食べられないよ(笑)」




「でも、そういっておきながら…あっという間にペロリと食べちゃうのが夏美だろ?」


「もぉーー!ひどいっ!!人をなんだと思って…」と顔が膨れる





そんな夏美の表情を見てツボにはまった。。
「ごめん、ごめん…フフっ。。ほんと夏美ちゃんは昔から変わらないなぁ~




そういうところがまた好きなんだけど♪」



「//////とっ敏海くんの方こそ!
昔から変わらないよ?すぐツボにはまる所とか(笑)……そういうところ私好き。。。






(……実は私もツボにはまるけどね/////)








………それではいっただきまーーーーーす!」

「いただきます!」

















「……どの料理も凄く凄く美味しいよ!
料理人にもなれるんじゃない?ほんと。。おいひい…」



「それは最高のほめ言葉だよ……
こんなに。。こんなに美味しそうに食べてもらえて、見ていて気持ちが良いし…

おまけに喜んでもらえるなんて、作った甲斐がある!僕は嬉しいよ…」













予想通り、料理がたちまちお皿から消えていくのを見た敏海は
一瞬にしてその場から消える。。

それに気づかない夏美は、料理を噛み締めるように味わっていた























全てを食べきった夏美は目の前にイチゴがあることに気づく。。

デザートには、イチゴに苺ミルクにショートケーキ…の苺づくしだ



苺を見つめる夏美を見て
「果物のなかでも、苺が特に好きだっただろう?
昔よく3人で食べたもんなぁ・・・最後の1個になると香織とよくケンカしてたっけ(笑)



さっ。。デザートだよ!
デザートは僕の自信作なんだ♪…じっと見てないで食べろよ、夏美?」




「だって。。食べるの勿体無いんだもん…かわいくて……
(といいつつも、手を伸ばして食べ始める。敏海も食べ始めた。。)



それに…私がイチゴ好きだってこと、そんな昔の事なのに覚えてたの/////?」



「うん、好きな人のことだったら。。何でもお見通しだよ?」















その言葉で全てを察した

「そっ…それって。。つまり………(私がそのことに気づく前から……
ずっと。。ずっと前から、私のことを好きでいてくれたってこと?

敏海くんの気持ちを、気づく前まで全然気づかなかったということ??それって…












私。。サイテーじゃん………
こんなに長年、大切に想われてたなんて気づこうともしなかった。。
敏海くんになんて失礼なことを)といつ来たのか分からないが後ろから、突然抱きしめられた

心を読んだかのようにこう言う。。




「頼むから、頼むから謝らないでくれ!!
近くにい過ぎて、分からなかっただけなんだ。。そうだろう?夏美??


失礼なことをなんて言うな!やっと気づいたから、長年の恋が実を結んで
今こうして一緒にいるんだろう?夫婦にだってなれたんだ。。







だから、泣くな…夏美。。」
パッと離れて、目からこぼれ落ちる涙を敏海が指で拭ってくれた



すると突然。。お姫様だっこするように、ふわりと夏美を抱き上げ歩き出す

















ベッドに連れていき、そっと下ろされベールをはずした。。


慌てて立ち上がって
「ちょっ。。ちょっと待って/////心の準備というものが……


じっ。。自分でやるから……






…あっ、あの!後ろは届かないから、後ろのジッパーだけはお願いします/////

後は自分でやるので。。。」






抱きしめる形でジッパーを下ろす音が、静かな部屋のなかで響いてくる。。
急に夏美は恥ずかしくなった


(お願いしますって?何を??何かとんでもない事を言ってしまった気がする……
なんであんなことを・・・恥ずかしい/////

それに…こんな格好されると、私の心臓の音が聞こえちゃう。。



もう敏海くんの顔が…まともに見れないよ。。。どうしよう・・・)と心の中で必死に叫ぶ
















そんな私の気持ちなどお構いなしに『はずしたよ』と声をかけて座った
















両肩の紐を左肩から外していく手が震える。。



「大丈夫?」


「う…うん/////」カーッと身体中が熱く感じながらも、

今度は右肩の紐を外していきストンと落ちた……







夏美もベッドに座り、お互い向き合う形となる

目の前にいる敏海のYシャツのボタンを
1つ…また1つと上から徐々に外していく。。。


あまりにも近い距離にいたので、敏海は上から見下ろす形となってしまった
今度はこちらの方が熱くなってしまったらしい……顔がたちまち赤くなる







目のやり場に困った敏海は、今でも震えている夏美の指先をじっと見つめていた。。
Yシャツのボタンを全て外し終えたが


ほっと息をつく暇もなしに、突然ベッドに押し倒された
そして甘い甘いキスをした。。





苺の味や、かすかに苺の香りがする……ここは。。。天国?

(キスって。。こんなに美味しかったっけ?)と夏美が思ってしまうほど驚きの連続だった








下着の両肩の紐もブラジャーの紐も、徐々に下ろされ
首筋や身体中にあちこちキスをされる

まるであの時の怖い出来事を、
全て帳消しにするかのように同じところに優しいキスをした













































仰向けのまま天井を見つめながら夏美が言った



「………まさか、香織がもう結婚してたなんてビックリした」


「僕も驚いたよ」




敏海の方を振り向き目が合った
「あっ/////相手はどういう人なんだろうね!
香織が選んだ相手なんだから、きっと良い人なんだろうなぁ


早く会いたいな~♪4人で一緒に食事とかしてみたいよね!!!」


「…おいおい(笑)頼むから浮気だけはしないでくれよ?」



そんな敏海の困った表情を見た夏美は














「会いたいのは本当だけど、だからって浮気はしないわよ!
私が…そんなことするように見える?





そんなことしないって、敏海くんが一番良く分かってるでしょ。。。??」
と今度は夏美のほうから抱きしめた




思いっきり抱きしめられたので、胸の膨らみの感触が身体中から伝わり
夏美のトクン、トクンと心臓の鼓動までが聞こえた。。

「//////」さっきよりも顔が熱くなった敏海は、理性を失うまでに追い詰められていく
心と葛藤しているようにみえた





















パッと離れると敏海がこう言った。
「……緊張してるのは。。お前だけだと思うなよ?」


そう言い残して、いても立ってもいられず
敏海もぎゅっと抱きしめ返す………














今度は敏海の心臓の鼓動も聞こえだした












































朝陽が窓から射し込んできて、小鳥のさえずりが聴こえてくるなか
着信音が鳴った。。


夏美を起こさないよう
すばやくYシャツと携帯電話をもって、通話ボタンを押し居間へと向かう







ササさと着替えて、配慮して静かな声で話し始めた
「あっ。。安堂です…おはようございます。何か問題でもありましたか?
大丈夫ですか??私でお役に立てるのであれば、これから治療のお手伝いへ伺いますが……





えっ。。治療じゃ…ない……これは大変失礼いたしました!申し訳ありません。。。

それでは緊急のご連絡が入ったのでしょうか?













はっ。。はい…分かりました………すぐお伺いいたします
朝早くにすみません。。ありがとうございました!失礼いたします」と電話を切る




傍には、上着を羽織った夏美が立っていた
「おっ。。おはよう……目が覚めたら、どこにもいなくてどうかしたかと思った………


電話があったみたいだけど。。どうしたの?なにかあった??…緊急の用事?」














心配そうに見つめていた夏美を
敏海は愛おしそうに思いっきり抱きしめた

「聞いて驚くんじゃないぞ、夏美?

















































































ドナーが…ドナーが。。見つかった!!!!!




……見つかったんだよ、夏美ちゃん。。。」今にも泣きそうな顔で敏海が言った……









http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-599.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(1)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-600.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(2)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-601.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(3)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-602.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(4)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-603.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(5)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-604.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(6)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-607.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(7)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-608.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(8)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-609.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(9)
http://namekoko75.blog.fc2.com/blog-entry-610.html
物語【平和 ~優しい奇跡~】(10)

テーマ:ショート・ストーリー
ジャンル:小説・文学

Comment

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。