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…好きなことに関しては、
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嬉しくなります壁|▽//)ゝテレテレ


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物語【平和 ~優しい奇跡~】(9)

♦♥♦○o+幻+o○♦♥♦


秋から冬に変わり、冬から春に・・・

そして春から夏へと瞬く間に季節が巡っていく。。



















あれから三年の月日が流れた


地震で壊された建物を撤去し
今。。耐震性付きの建物を、皆んなで協力して新しく建てている途中だ

それでもまだまだ復興は完全ではないが、
今もこうして人々とお互い助け合って生きている。。






敏海からの音沙汰はまだない
生きているのかどうかさえ分からない状況だ………


ここは幸いあまり被害がなかったけれど、何より向こうのほうが心配だ

テレビのニュースで見たが…
まだまだ酷い有様で、見るたびに胸が押しつぶされそうになる。。。









そして…雪解けの水が優しくふわっと溶けるように、今年も春がやってきた

今日は卒業式である。。




あの日の出来事から、もう三年が経った
早いようで長かったような高校生活とも今日でお別れだ…

夏美は苦手だった勉強を毎日死に物狂いでやって
何とか奇跡的に合格した。。

4月から東京の大学へと進む


それに何と夏美が選んだ大学は…








警察官を目指すコースもあり
香織も同じ学校へ合格し、共に進学することに決まった


卒業しても、また4月から会えるのだが……
(もうこの学校には通えないんだな…)と思うと、二人は急に寂しくなる。。






「ただいまから…
震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げます。全員ご起立ください」

1分間の黙祷を行った……

















「それでは……これから卒業証書授与式を行います」




「明智香織さん」

はい!と元気よく敬礼のポーズをした。。


その姿を見た生徒たちが吹き出す…
柔道部員は感極まって泣いている

壇上に上がり校長先生から卒業証書を受け取り
再び敬礼…



階段を下り、戻る途中で軽く夏美の肩をたたく
さっきまでドキドキしてたのが、嘘みたいに緊張が解けた



「朝日奈海斗さん」


「朝日奈恭子さん」


「朝海ヒカルさん」


「浅海美柑さん」


「浅羽幸太朗さん」









「足立夏美さん」
はっ…はい!!!!!


(あぁ。。どうしよう…さっきは大丈夫だったけど、またドキドキしてきた………)


と、突然。。背中をポンっと押されたような気がして振り向いた













何と敏海が笑っていたのだ。。
「夏美ちゃん!大丈夫だよ、頑張って…」と言ってるかのように、にっこりと



いつもこの言葉に…どんなに助けられてきたことか

好きな人からの「大丈夫だよ、頑張って」は、
私にしか分からない何か特別な言葉に感じる響きがあり、励まされ…
頑張ろう!って、また元気をもらえる。。

そんな特別な意味のある魔法の言葉




再び前を向き、壇上に上がって礼をする
卒業証書を受け取り階段を下りたら















もう敏海はいなかった。。



席に戻る途中で
「安堂敏海さん」と呼びかける声が聞こえたが


それでも後ろを振り返ってもいなかった。。。
あれは幻だったのだろうか…








すると、壁の下の窓から足が見えた
追いかけたかったけど抜け出すわけにはいかず



やがてススス…と消えていった







「名取あかりさん」




「望月杏里さん」

と次々と卒業生の名前が呼ばれ卒業証書を受け取った後は


「仰げば尊し」「蛍の光」…
最後は全員で校歌を歌い、式は終わった。。。












下級生達が作る花道をくぐって
帰りは写真撮影会だ…




友との別れ。。恩師との別れ。。
この学校との別れを噛み締めるように、パシャパシャとシャッターを押す音の嵐


暖かい春風が強く吹くなかでの
さようなら…は心に沁みる





。。何かきっかけでも作らない限り、
もうこのまま誰とも一生会えなくなるんじゃないか…と不安になる

この学校の生徒だったときは、いつでも友と会えた。。

ときには…顔を合わせたくない喧嘩の最中でも会えた



春からは別々の人生が始まっていく







卒業とはこういうものなのだろうか………


出会いと別れの繰り返し・・・

一生。。とまではいかなくても、
このまま会わないままは何だか切な過ぎる。。


会うことができなくなっても…
『会いたい』と思ってしまうのは人情というもの



突然どこかでばったり偶然に会うのは奇跡なんだよ
その奇跡を噛み締めて欲しい。。

もしそれが好きな人だったら、この機会に勇気を出して思いを伝えてみては?
何か進展が待っているはず











魔法のように




















それから7年の歳月が流れた



















香織は二年で卒業し、今では女とは思えないほど
周りの人が魅せられるほど逞しい体つきになっている。。

その鍛えられた力で
困っている人々を毎日のように助けている立派な警察官だ














夏美は4年この学校で学んで3年留学を……

そしてこの春、日本へ帰って来た。。



司法試験と司法修習に合格し、日本へ帰って来たその足で
弁護士事務所の面接を受けました




数日が経ったある日。。通知が届く
















【合格】のたった一文字が…記されている





満開の桜が咲くように
長年積み重ねてきた結果がやっと実った。。

弁護士バッチがキラリと
光り輝いて見える…
















弁護士の夢が叶って、あれから2年の月日が経った。。

まだまだ半人前だけど、今でもこうして
一人で抱え込み困っている人たちを弁護して助けている


そんな暮らしが過ぎていった…



















…今年もあの夏がやってきた

仕事帰りに、近所の商店街の『縁日』に久しぶりに行った
何年ぶりだろうか…あの日以来ずっと行ってなかったような気がする。。。


(うわぁ。。懐かしいな…昔と変わらない)

「お兄さん!かき氷ください!!
(あっ。。たこ焼きも焼きそばも食べたい……どうしよう)」



夜の風に吹かれながら、浴衣を着て行きかう人々
親子連れ…老若男女、色んな人たちが

夏の香りとお祭りという独特な世界に導かれながら
この商店街に集まる不思議な『縁』は今でも引き継がれている


焼きそば・たこ焼き・かき氷・焼き鳥・わたがし屋・りんご飴…
歩くたびに屋台が立ち並ぶのを見て、胸が高鳴り
あちこちから風に乗って良いにおいが。。



金魚すくいに水ヨーヨーにお菓子や雑貨を釣るゲーム
的を当て品物をもらうゲーム、それにお面まで。。

子供が沢山いて賑やかで盛り上がっていて楽しそう


どの屋台も全てが懐かしく感じると夏美は思いにふける
(昔。。香織と敏海くんと3人で、夏になるとよくお祭りに行ってたっけ…
私は食べ物に目がくらんで、いっぱい食べてたな(笑)


香織に注意されたっけ…食べすぎだとか太るよって。。
運動神経は悪いけど、お菓子を釣るのは得意だったなぁ
凄いって言われたっけ。。

でもその反面いっぱい取りすぎて
特に小さい子供なんかには泣かれちゃったもんな~


釣ったものを渡そうとしたけど、
「自分で取らないと意味ないもん」って………














。。また3人で…お祭りに行きたいな……




敏海くんはもうこの世にいないけど……………)














遠くからお囃子の音が聞こえてくる




すると何かが夏美と目が合った。。

目が合ったように気づいたらしく、向こうは急いで走り去って行く




暗くてよく分からないが…敏海に似ている人が今そこにいたような気がして、
夏美は本能で今走り去って行ってしまった人を必死に追いかけた




たとえ幽霊でもいいから
一目だけでもいいから会いたいと。。














無我夢中で走っていくうちに神社に辿り着いた

今はお祭りムードで、人っ子一人いない寂しい神社。。


参道の両側にはお狐様がいる





「ここは……どこ?見られない神社。。。」

突然後ろから










トントンと肩をたたかれた…










「ひゃあ!」と振り向くと、
狐のお面をつけた背の高い男の人が現れた。。

(さっき……参道の両側には、お狐様がいたわよね。。
ひょっとしてお狐様が人間に化けているとか!?

狼男がいたのだからいてもおかしくないはず…。)







「あっ。。あなたはお狐様なのですか?」
こくんと頷く…






「君。。怖くないのかい?」

「ええ…怖くないですよ。少しはビックリしましたが。。笑」


「あはは、君って面白いね!

ところで…どうして君は一人でいるんだい?」




「そっ。。それは………。」




「何か訳がありそうだね。良かったら話してくれないかな?
僕で良ければ話し聞くよ?少しは楽になるかもしれないし……



妖かし相手に話すんだから
気軽に話せるでしょ?ねっ。。!」と好奇心の目で夏美をじっと見つめる








「ぶはぁ!」
その姿が、あまりにも可愛らしくて夏美はつい笑ってしまった。。


「ひっ。。ひどい!笑うなんて………




でも、やっと笑ったから許す!!笑 ささっ。。話してごらん?」

思わず顔がほころんだ夏美は、少しずつ語り始めた…














「…………やっと好きだって、自分の気持ちに気づいたんだよ?
それなのに私の前から突然消えちゃうなんて。。そんなのあんまりだわ!
自分の気持ちを伝えられずに、このまま会えなくなるなんて私。。悲しいよ…




ごめんね、お狐様…
あの時。。神様って本当はいないんじゃないかって思ってしまったの。





私どうかしてる…敏海くんの幻を見てしまうなんて

高校の卒業式の時なんかはね、私が緊張していたときに。。
肩をポンと押してくれて笑顔で励ましてくれたんだよ


『大丈夫だよ』って…


無事任務を果たし終え振り返ったら、
幻のように消えちゃったんだけど…まだその時のこと覚えてる



それに。。似ている人を見かけたら、
つい二度見してしまうんだもの……

目で追ったりね、探そうともした…笑っちゃうでしょ。。


さっきお祭りで見かけたのがそう………でも見失っちゃった(笑)

何年月日が過ぎようとも、ずっと忘れられないなんて
私、重症だよ。。


今でも…どこにいても何かしてても
ふと気づいたら思い出しちゃうもん。。。









心の中では、きっとどこかで生きてるって信じてた。。




でも違ってた…
もうこの世にはいないんだもの、そのことにもっと早く気づけば良かった


そしたらこんなに悲しむことなんてなかったのに。。幻を見て切なくなるほどには………





もう死んじゃったんだよ。。。もう会えないんだよ……」と両手で顔を覆う














我に返った夏美は
「ごっ………ごめんなさい。。気持ちが重くなるような話なんかして…







……えっ?」と驚いた









「どっ………どうして泣いているの。。?」
お狐様の目には涙がキラリと光っていた…




















そして突然光りだした。。

『すまん……人の子よ、お前の身体を借りるんじゃなかった。。。
ただ人を驚かせたかっただけなのだ…ただの借り物に過ぎぬ




「どういうことなの?」と夏美が問う














こいつはお前に返してあげる。。許せ夏美………』
と光が小さくなって、やがて消えていった




「ちょっと待って。。どういうことなの??行かないで!!!!!」

















すると突然、狐のお面がパリンとひび割れる音が聴こえた。。
目の前で倒れている男に近づくと































…敏海だったのだ。。。

(ずっと、死んでしまったとばかり思ってたのがなんで………なんでここにいるの?
信じられない。。。

そうだ!これはきっと夢だ…
また幻覚を見ているのだ、そうとう私。。重症のようだ……)


夢でも見ているのだろうかと頬をつねってみたけど痛かった。。




















「夢じゃ……ないよ?」と…むくっと起き上がり、ひび割れた狐のお面をはずす。。




「……」









「狐さんに操られてたけど、
僕。。ちゃんと頭の中で聴いてたよ…?夏美ちゃんの声を」




「……………えっ。。?」と不意を突かれ夏美の顔は赤くなった







「えっ。。ぜっ、全部聞いてたの…?」
敏海がこくんと頷く。。




(………うわぁーーーーーーーーーー恥ずかしい////どうしよう。。
穴があったら入りたい……………!入りたいよ。。。)




そんな夏美の表情を見た敏海が笑顔で言った












「幻なんかじゃ…ないよ」と。。




















突然引き寄せられるように、ぎゅっと抱きしめられた

「僕。。幻なんかじゃないよ?…ちゃんと生きているよ?」


さらに両腕に力を込める。。



















知らない間に男らしい体つきになっていて驚いた


敏海の体温が伝わり…
心臓の音がドクンドクンと鼓動が聴こえる

本当に生きているんだと、ここで初めて実感した夏美だった。。



夏美もぎゅっと強く返した…

「おかえりなさい。。」

























「ただいま!」








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物語【平和 ~優しい奇跡~】(1)
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物語【平和 ~優しい奇跡~】(8)

テーマ:ショート・ストーリー
ジャンル:小説・文学

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